材料の内部に温度分布があるとき、高温側から低温側へ熱が移動する現象を伝熱と呼びます。通常の環境では、温度はいたるところ不均一であるので、伝熱現象は避けることが出来ない事象です。この温度差に基づく負荷を熱荷重と称します。
温度差による熱膨張は応力を発生させるだけでなく、材料の性質を変化させ、強度の低下やクリープ変形の促進など、機械荷重とは異なる強度上の問題をもたらします。
特に注意しなければならないのは、地震などの仮想的な荷重とは異なり、自重と同じく、必ずやってくる荷重であるので、製品の信頼性に直結する課題になってしまう点にあります。たとえば温度変化の繰り返し、いわゆる熱サイクルによる疲労は、先進的な設計の分野では難度の高い不可避の課題として認識されていると思います。
本セミナーは座学による講習ですが、汎用FEMとしてAbaqus、Marcのデータ構成を説明します。ただし個別のソフトウェアに偏らず、一般的な熱工学の見地から解説を行い、モデル化の考え方、実行方法、結果の解釈など、実務に即した内容を説明します。主要なデータは電子媒体で提供します。
今後も継続的なセミナーの開催を予定しており、通年の予定をあわせて末尾に示します。皆様の御参加をお待ち申し上げます。
皆様の御参加をお待ち申し上げます。
日程 | 2025年4月15日(火)、18日(金)、22日(火)(計3日間) 14:00~16:00(3日間とも) |
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会場 | Web(Zoom) オンデマンド配信を各回用意します。 |
定員 | 20名 ※同業者の方は参加をお断りしております。 |
参加費用 | ¥40,000+税 請求書はテキストとともに送付させていただきます。 副教材の手配を弊社に依頼される場合は、別途費用がかかります。 |
お申込み | フォームよりお申込みください。 |
申込期限 | 2025年4月7日(月)10時 |
弊社主催セミナーの計画は以下の通りです.
変更になる場合もありますが,ご了解を御願い致します.
開催1.5ヶ月前を目途にメール配信により募集開始の予定です。
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