中原一郎先生による「実践材料力学」(養賢堂)をテキストとし、与えられている例題32題をほぼ全て、汎用FEMによって解析するセミナーです。材料力学の全体像をシミュレーションを通して見ていただくことによって、V&Vを支える土台を習得していただきます。
FEMの視点からは、力学的な理解もさることながら、有限要素のタイプによる制約が信頼性の壁になることが少なくありません。例えばソリッド要素は、形状表現に優れる一方、応力場に応じてタイプの選択が必須です。せん断ロッキング、体積ロッキングといった数値計算上の制約だけでなく、より単純に、応力集中の問題を3次元で解くことすら現実的にはできないことを理解していただく必要があります。
またシェルやビーム要素は挙動の表現に優れますが、使用上の制約を伴います。そのため簡単に見える理論解であっても、実際にFEMで扱おうとすると、相応のテクニックが必要となります。実際の設計では型鋼や薄板など、いわゆる構造部材を使うにもかかわらず、材料力学から離れて(3次元CADに頼った)シミュレーションを行うことは、設計の本質的な信頼性を損ないます。
以上の趣旨にしたがって、Abaqus編、Marc編、LS-DYNA編と分けてセミナーを計画しました。実習はありませんが、入力データのポイントを解説し、主要なデータは電子媒体で提供します。皆様の参加をお待ちします。
日程 |
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定員 | 各20名 ※同業者の方は参加をお断りしております。 |
参加費用 |
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副教材 |
弊社作成のテキスト以外に、「実践 材料力学、中原一郎 著、養賢堂出版」を副教材として使用しますので、当日までにご用意ください。 なお、副教材の購入を弊社に依頼される方は別途注記に従ってお申込み下さい。 |
進め方 | 各回2時間×3回のZoomによる配信です。オンデマンド配信を各回用意します。 |
注意事項 |
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お申込み | フォームよりお申込みください。 |
申込期限 |
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◆ なぜ材料力学が必要か
◆ 材料力学の基礎事項
◆ 応力成分
◆ 例題
1章 応力とひずみ
2章 引張りと圧縮
3章/4章 はりの曲げ応力/はりのたわみ
4章 はりのたわみ
5章 はりにおける不静定問題
6章 はりのせん断応力
7章 曲りはり
8章 ねじり
9章 長柱の座屈
10章 ひずみエネルギ
11章 応力集中と破壊引張りと圧縮
12章 応力成分
14章 厚肉円筒および回転円盤
15章 円板の曲げ
お申し込み内容を確認後、メールにて受付のご連絡を差し上げます。
副教材の購入を弊社に依頼される方は、お申込みフォームで副教材要を選択のうえ、期日までにお申込み下さい。
お申し込み時点で定員に達している場合は、ご容赦をいただきます。
Abaqus、Marc、LS-DYNAユーザ以外の皆様も参加できます。同業者の方は参加をお断りしております。
【Zoomヘルプセンター】
https://support.zoom.us/hc/ja【接続のテスト】
https://zoom.us/test