株式会社メカニカルデザイン[東京都調布市]

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I101【汎用FEMによる材料力学問題の解析】オンラインセミナー

中原一郎先生による「実践材料力学」(養賢堂)をテキストとし、与えられている例題32題をほぼ全て、汎用FEMによって解析するセミナーです。材料力学の全体像をシミュレーションを通して見ていただくことによって、V&Vを支える土台を習得していただきます。

FEMの視点からは、力学的な理解もさることながら、有限要素のタイプによる制約が信頼性の壁になることが少なくありません。例えばソリッド要素は、形状表現に優れる一方、応力場に応じてタイプの選択が必須です。せん断ロッキング、体積ロッキングといった数値計算上の制約だけでなく、より単純に、応力集中の問題を3次元で解くことすら現実的にはできないことを理解していただく必要があります。

またシェルやビーム要素は挙動の表現に優れますが、使用上の制約を伴います。そのため簡単に見える理論解であっても、実際にFEMで扱おうとすると、相応のテクニックが必要となります。実際の設計では型鋼や薄板など、いわゆる構造部材を使うにもかかわらず、材料力学から離れて(3次元CADに頼った)シミュレーションを行うことは、設計の本質的な信頼性を損ないます。

以上の趣旨にしたがって、Abaqus編、Marc編、LS-DYNA編と分けてセミナーを計画しました。実習はありませんが、入力データのポイントを解説し、主要なデータは電子媒体で提供します。皆様の参加をお待ちします。

日程
  • Marc編:2024年9月6日(金)、10日(火)、13日(金)(計3日間)
  • Abaqus編:2024年9月17日(火)、20日(金)、24日(火)(計3日間)
  • LS-DYNA編:2024年10月22日(火)、25日(金)、29日(火)(計3日間)
  • 時間はいずれも 14時~16時、Web(Zoom)による開催です。
定員各20名 ※同業者の方は参加をお断りしております。
参加費用
  • ¥40,000+税 請求書はテキストとともに送付させていただきます。
  • 副教材代 ¥4,000 送料・税込(弊社に副教材の購入を依頼される方のみ)
副教材 弊社作成のテキスト以外に、「実践 材料力学、中原一郎 著、養賢堂出版」を副教材として使用しますので、当日までにご用意ください。
なお、副教材の購入を弊社に依頼される方は別途注記に従ってお申込み下さい。
進め方 各回2時間×3回のZoomによる配信です。オンデマンド配信を各回用意します。
注意事項
  • テキスト(印刷版)、および解説する入力データの電子ファイルは事前に送付します。
    また上記副教材をご自身で購入される方は、当日までに準備をお願いします。
  • 講義中の個別の質疑には対応できませんが、ご質問は終了後にメールで対応させていただきます。
お申込みフォームよりお申込みください。
申込期限
  • Marc編:2024年8月30日(金)10時
  • Abaqus編:2024年8月30日(金)10時
  • LS-DYNA編:2024年10月11日(金)10時

内容

◆ なぜ材料力学が必要か

  • シミュレーションの定義を見直してみる
  • ありがちな失敗
  • 構造要素と材料力学
  • 製品開発の加速プロセス
  • シミュレーションの組織化

◆ 材料力学の基礎事項

  • 単位系
  • 形状の効果・荷重の種類
  • 応力とひずみの定義
  • 材料の引張と比例限度

◆ 応力成分

  • 1軸方向の引張と圧縮
  • 2軸方向の引張,圧縮,せん断
  • モールの応力円
  • その他

◆ 例題

1章 応力とひずみ

  • 引張荷重を受ける丸棒の直径変化
  • SM490鋼の弾塑性引張り

2章 引張りと圧縮

  • 幅が一次的に変化する台形板の引張り
  • 剛体壁に取り付けられたトラス
  • 内圧を受ける薄肉球
  • 自重を受ける物体
  • 回転する棒
  • 同心に配置された円柱と円筒の圧縮
  • 不静定トラス
  • 棒の熱応力
  • ケーブルの応力とたわみ

3章/4章 はりの曲げ応力/はりのたわみ

  • 先端に集中荷重を受ける片持ちはり
  • 等分布荷重を受ける片持ちはり
  • 集中荷重を受ける両端支持はり
  • 等分布荷重を受ける両端支持はり

4章 はりのたわみ

  • 平等強さのはり(集中荷重を受ける片持ちはり)

5章 はりにおける不静定問題

  • 等分布荷重を受ける固定はり
  • 内圧を受ける長方形管
  • バイメタル

6章 はりのせん断応力

  • はりのせん断応力とたわみ
  • はりのせん断応力

7章 曲りはり

  • 曲がり理論によるフックの応力解析

8章 ねじり

  • 丸棒のねじり
  • コイルばね

9章 長柱の座屈

  • 長柱の座屈(オイラーの座屈応力)

10章 ひずみエネルギ

  • 衝撃荷重による応力と変形
  • 衝撃荷重を受けるはり

11章 応力集中と破壊引張りと圧縮

  • 円孔を有する平板(その1:平面応力)
  • 円孔を有する平板(その2:平面ひずみ)

12章 応力成分

  • 主応力とモール円

14章 厚肉円筒および回転円盤

  • 組合せ円筒

15章 円板の曲げ

  • 等分布荷重を受ける周辺固定円板
  • ※ ※内容は予告なく変更する場合があります。

お申込み

  • Marc編:2024年8月30日(金)10時
  • Abaqus編:2024年8月30日(金)10時
  • LS-DYNA編:2024年10月11日(金)10時

お申し込み内容を確認後、メールにて受付のご連絡を差し上げます。

副教材の購入を弊社に依頼される方は、お申込みフォームで副教材要を選択のうえ、期日までにお申込み下さい。
お申し込み時点で定員に達している場合は、ご容赦をいただきます。

Abaqus、Marc、LS-DYNAユーザ以外の皆様も参加できます。同業者の方は参加をお断りしております。

お申込みフォーム

  • * ZOOMウェビナーIDとパスワード、およびテキスト類の送付は、土日を除く、開催約2日前までにお送り予定です。
    準備の都合上、お申込み後のキャンセルはそれぞれの申込締め切り日までに、ご連絡をお願いいたします。
    それ以降のキャンセルの場合は、受講料を全額ご請求いたします。
  • ※ Zoom操作につきましては、以下をご参照ください。

【Zoomヘルプセンター】

https://support.zoom.us/hc/ja

【接続のテスト】

https://zoom.us/test

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