株式会社メカニカルデザイン[東京都調布市]

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Mech D&A Headline

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2018年1月5日 「円筒シェルの座屈に関する論文,引用件数が30に」

  • 軸圧縮を受ける薄肉円筒シェルの弾性座屈問題は,基本的な座屈問題のなかで最も難しいとされています.
  • 岐阜大学・藤井文夫先生との共著によって ,2012年に公開した下記の論文の引用が,2017年末現在30件に達しました. 本研究は,2008年8月に他界された慶應義塾大学・野口裕久先生と藤井先生との共同研究に端を発したものです.
  • 英文はこちらです.

    http://www.mech-da.co.jp/demo/demo1.html

Yamakiらの実験との比較

Yamaki (1984) らは,円筒シェルの1次座屈モードが軸対称から非軸対称に変化し,かつ円周方向波数を1つずつ減じながら,連続的な2次座屈が現れることを示した.

弊社ではAbaqusの陰解法・陽解法,またAnsys LS-DYNAの陽解法を用いて,深い座屈後領域まで全自動シームレスの解析を実行する技術を確立した.特にAbaqusの準静的な解析手法として,人工粘性法の実用性を示した点において本研究の特長がある.

Yamakiらの実験との比較

Esslingerらの高速度カメラ撮影との比較

Esslinger(1970)らは,座屈発生の初期に単一の凹みが現れ,その数が急激に増加して円周全体に及び,最終的に大きな2列からなる座屈モード (Two-tier diamond postbuckling pattern) に移行することを報告している.

Abaqusの解析結果は高速度カメラによる撮影結果を明瞭に再現している.

Esslingerらの高速度カメラ撮影との比較
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