Takaya Kobayashi, Yasuko Mihara and Fumio Fujii, "Path-Tracing Analysis for Post-buckling Process of Elastic Cylindrical Shells under Axial Compression", Thin-Walled Structures, 61, pp.180-187, 2012.
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0263823112002078Yamaki (1984) らは,円筒シェルの1次座屈モードが軸対称から非軸対称に変化し,かつ円周方向波数を1つずつ減じながら,連続的な2次座屈が現れることを示した.
弊社ではAbaqusの陰解法・陽解法,またAnsys LS-DYNAの陽解法を用いて,深い座屈後領域まで全自動シームレスの解析を実行する技術を確立した.特にAbaqusの準静的な解析手法として,人工粘性法の実用性を示した点において本研究の特長がある.
Esslinger(1970)らは,座屈発生の初期に単一の凹みが現れ,その数が急激に増加して円周全体に及び,最終的に大きな2列からなる座屈モード (Two-tier diamond postbuckling pattern) に移行することを報告している.
Abaqusの解析結果は高速度カメラによる撮影結果を明瞭に再現している.