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分子、結晶材料、ポリマーなどの三次元構造の作成から分子軌道の描画や分子動力学シミュレーションのアニメーション表示、表形式での解析などの高度な機能を持ち、すべてのBIOVIA Materials Studioシミュレーションエンジン群への共通の入出力インターフェースプラットフォームとなります。
DMol3は密度汎関数理論(DFT)に基づく非常にユニークな第一原理量子力学計算プログラムです。その高速性と高い精度、信頼性により化学・製薬企業のみならず固体材料科学の分野の研究においても高く評価され、活用されています。DFTB+はタイトバインディング法と密度汎関数法を組み合わせた半経験的な量子力学計算モジュールです。分子、固体、表面などの幅広いモデルに適用可能で、DMol3を使ったパラメータ作成機能も搭載されています。VAMPは有機、無機分子向けの半経験的分子軌道計算パッケージです。DFTB+とVAMPは力場計算と第一原理計算の中間に位置する理想的なモジュールで、多くの物理的・化学的分子物性を手軽に、高速に計算することができます。
CASTEPは密度汎関数理論(DFT)による第一原理量子力学計算プログラムです。セラミックス、半導体、金属を含む広範囲な材料の固体、界面、表面の物性を予測できます。NMR CASTEPは線形応答理論に基づき分子や固体材料の磁気共鳴特性を第一原理計算で予測します。これまでに無い精度でNMR化学シフト値、電場勾配テンソル、スピン結合定数、gテンソルを算出します。
広範囲の分子、結晶、ポリマーなどに適用可能な原子レベルのシミュレーションソフトです。第一原理計算の結果に基づいて作成された高精度な力場であるCOMPASSの併用により、触媒や分離、結晶化、ポリマーなどの分野で構造と分子物性の間の関係を説明し、鍵となる分子間相互作用への考察、固体、液体の重要な物性の予測を可能にします。
固体、クラスター、表面、界面、ポリマーなどの構造最適化計算や、分子動力学計算、物性計算が行えます。機械的特性、誘電率、屈折率、フォノン、熱力学特性などの様々な物性が計算できます。有機分子用の力場のほか、金属、酸化物、鉱物、半導体用の様々な力場が使用できます。また、力場フィッティングの機能も搭載しています。
Adsorption Locatorは固体中や表面上での分子の安定な吸着位置を予測するモジュールです。DMol3やCASTEPの入力構造の作成にご利用いただくことも可能です。Sorptionは固体中や表面上への分子吸着のシミュレーションモジュールです。吸着等温線、吸着サイト、吸着熱、ヘンリー定数などのシミュレーションが可能です。
従来の原子レベルのシミュレーション適用範囲を超えた時間、空間スケールでのポリマーブレンド物などの複雑流体の動力学シミュレーションモジュールです。塗料から製剤あるいは化粧品から徐放医薬品にわたる工業的に重要なメソスケールの構造と動力学の検討を目的とした、科学的に洗練されたアルゴリズムとして文献上あるいは市場で高く評価されています。
QSAR(定量的構造活性/物性相関)は高性能な化学品や材料のより迅速な開発を支援する環境を提供します。BIOVIA Materials Studioに統合されているため、FAST記述子、Jurs記述子、VAMP記述子などの多くの記述子群と遺伝的アルゴリズムを適用するGFAやニュートラルネットワークなどの高度な解析機能を容易に活用することができます。Synthiaはポリマーのリピートユニットの構造から基本物性値を迅速に推算します。ポリマー物性ハンドブックのようにポリマー研究者の座右のツールとして活用いただけます。
分子の安定配座と柔軟性を解析するコンフォメーション探索アルゴリズムおよび分析ツールを提供します。
結晶材料の回折パターンのシミュレーション、粉末回折パターンからの結晶構造決定、独自の特許技術に基づく指数付け、結晶形態・多形予測などの強力な結晶性材料解析ツール群です。医薬、農薬、食品科学、石油化学、セメント、日用および特殊化学品分野などでの結晶性制御用添加剤の開発、溶媒や不純物の影響の制御の研究などに適用できます。