プログラム販売 (粘弾性材料 カーブフィットプログラム)
http://www.mech-da.co.jp/services/programs02.htmlDMA計測で得られた各温度での貯蔵弾性率、損失弾性率を、時間-温度換算則を用いてマスターカーブにした例です。下図に示す通り、得られたシフト関数はW.L.F.形式でもArrhenius形式でもありません。このような複雑な時間-温度換算則を自動決定することが可能です。
上記で決定したマスターカーブより、Prony級数近似を行った例です。近年、高分子材料の設計が高度化される中、tanδのピークが複数存在するような材料も多く見られますが、このような材料に関しても良好にProny級数近似することが可能です。
このようなW.L.F.形式あるいはArrhenius形式でシフト関数を定義することができない粘弾性材料に対して、従来手法では、温度範囲を限定してW.L.F.形式あるいはArrhenius形式で近似を行ってきました。しかし、この手法では想定した温度範囲外で正確な応力緩和特性を表現することができません。下図にこの例における40℃での応力緩和特性を示します。数秒~1時間での応力緩和特性は、従来手法ではかなり高い剛性での挙動となっていることが確認できます。本プログラムで得られる任意のシフト関数を使用すれば、幅広い温度範囲で応力緩和特性を正確に表現することが可能です。